Inspiron Mini 10をUSBから軽量OSで起動する試行錯誤(失敗)ログ
本記事の主旨
秋葉原で3800円で販売していたInspilation Mini 10を、USBから軽量OSで起動することについて試行錯誤したログである。
試行錯誤の目的
試行錯誤の目的を以下に記す。
- 何時間もの電車移動の際、ブログに書く内容をメモするために使う
- 省電力で、バッテリー駆動時間を長くする
期間
2020年12月5日~2020年12月8日
パソコンの性質
このパソコンのメリットとデメリットを以下に記す。
メリット
- 3800円という安価な値段
- 小さく持ち運びに便利
デメリット
- CPUが32bit
- CPUがIntel Atom
- バッテリ駆動時間をLubuntu18.04で表示すると1時間半程度
試行
USBにLinuxを入れる
最初に、Ubuntu4をUSBに焼くことを試した。
しかし、WindowsではCDにisoファイルを焼くことができるが、USBにisoファイルを焼く機能はないことが分かった。
そこでRufusというフリーソフトを使ったが、Ubuntu4のISOファイルには対応していなかった。
ISO to USBというフリーソフトを使うと、USBに焼くことができた。
LinuxをUSBで起動させる
USBから起動するようにBIOS設定してUbuntu4を起動すると、以下のエラーが表示された。
An operating system wasn’t found. Try disconnecting any drives that don’t contain an operating system, Press any key to restart.
Alpine Linuxで同様の操作を行っても、同様のエラーが表示された。
CPUを疑う
IntelのAtomは、x86アーキテクチャではないのではないかという疑問が生じた。
そこで調べると、完全互換ではないことがわかった。
その後、atom対応のLinuxディストリビューションについて検索すると、8 Lightweight Linux Distros Ideal for Intel Atom Processor PCsという記事を発見した。
Puppy Linuxを使ってみる
上記記事の中で、「Puppy Linuxは古いPCのためのLinuxディストリビューションとして最高クラスである」という記述があった。
そこで、Puppy Linuxを使った。
しかし、Puppy Linuxを起動するとUbuntu4起動時と同じく、以下のエラーが表示された。
An operating system wasn’t found. Try disconnecting any drives that don’t contain an operating system, Press any key to restart.
ネットブックがあった当時のLinuxを使う
ネットブックがあった当時のLinuxを使えば、ネットブックが存在した時代の軽量さで動くと考えた。
そこで調べると、ネットブックで動く軽量Linuxディストリ大全(前編)、(後編)の記事を発見した。
その記事の中で、Ubuntu運営主体とインテルが共同開発したUbuntu Netbook RemixというバージョンがUbuntu9.04に存在することを知った。
Ubuntu8.10のMID USB imageを使う
そのままネットブック向けの公式Linuxディストリビューションを使っては、面白みに欠ける。
そこで、Ubuntuの運営主体独自で開発した、Ubuntu8.10のAtom向けのMID USB imageを試した。
試してみると、USBからの起動は成功したが日本語非対応であった。
Ubuntu9.04も同様であった。どちらも高速には起動しなかった。
結論:失敗
ネットブックは低価格・最小限を追求している。
したがって、ネットブックでUSBからほかのOSを起動しPCを高速化することは、難しいのだろう。
今回の試行錯誤から、以下のことが分かった。
- WindowsはUSBにOSを焼くことができない
- Ubuntu Netbook RemixというIntel Atomネットブック向けのLinuxディストリビューション(日本語非対応)がある
- Ubuntu Netbook Remixでも高速には起動しない
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Inspiron Mini 10のバッテリー。
ディスカッション
コメント一覧
BodhiLinux5.0 32bitで成功しました
日本語化可能です rufus使いました。
コメントありがとうございます!