松下製(Panasonic)ブラウン管TVのジャンクリモコンをArduinoで解析

Google Ad

ページの主旨

 ハードオフで購入した、松下製ブラウン管テレビのものに見えるリモコンを解析したログである。

試行錯誤の目的

 試行錯誤の目的を以下に記す。

  • 学習
  • 家にあるブラウン管テレビのリモコンが欠品で、対応するものがどれかわからないため
  • 多種類のリモコンの信号を出せるようにしたいため
  • ジャンクであり、すべてのボタンが反応するとは限らないため

期間

2022/11/06 - 2022/11/09

必要なもの

解析するリモコン

 類似の松下製リモコンをハードオフで3つ購入した。購入時の状態を以下に記す。

分解せずに清掃した結果が以下である。

電子部品

以下の電子部品を使用する。

Arduinoライブラリ

IRRemoteライブラリ公式Githubのexamplesディレクトリの中にある、ReceiveDemoを使用する。IRRemoteライブラリは、MITライセンスで配布されている

回路

信号受信・検出

以下の写真で示す回路を組んだ。

受光モジュールが赤外線信号を受信すると、信号を検出して赤色LEDが光る。

使用する回路の説明

回路図は以下である。

解説

受光モジュールが負論理で出力するため、信号を受信するとOUTピンがLになる。このときにLEDが発光するようにLEDを配置した。

注意点

受光モジュールのデータシートには、最大定格電力、最大定格電流が書かれていない。そのため、どのくらい電流を許容するかわからない。したがって、OUTピンがLになった際に電流がLEDを通ってOUTピンへ流れ、受光モジュールを破損する可能性がある。

解析

IRRemoteの公式Githubで配布されている「ReceiveDemo」をそのまま使用する。

PinDefinitionsAndMore.hの32行目に書かれているコメントから、デジタルポートの2番が赤外線信号の入力ポートであるとわかる。

赤外線受光モジュールのOUTピンからArduinoのデジタルポート2にジャンパワイヤでつなぐ。

リモコンの動作状態

以下が、調査したリモコンの動作状態であった。

EUR501401

ボタンがすべて動作した。

TNQ10461

[電源]ボタンが動作しなかった。

TNQ10468-1

ボタンがすべて動作した。

リモコン信号

以下が、これら3つのリモコンから判明した、リモコン信号のアドレス、コマンド及びボタンの対応表である。

アドレスコマンドボタン
0x080x05
0x06
0x0B
0x0C
0x0F
0x10
0x11
0x12
0x13
0x14
0x15
0x16
0x17
0x18
0x19
0x1A
0x1B
0x1C
0x1D
0x1E
0x20
0x21
0x32
0x33
0x34
0x35
0x37
0x39
0x3D
0x49
0x52
[入力切替(ゲーム)]、[テレビビデオ]
[映像]
[オンタイマー]
[標準]
[オフタイマー]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[音量+]
[音量-]
[消音]、[ミュート]
[音声切替]
[チャンネル∧]
[チャンネル∨]
[CHリターン]
[画面表示]
[電源]
[決定]
[メニュー]
0x980xA0[消費電力]

今回の費用(全部品購入の場合)

費用の算出に係る部品の選定は、秋月電子通商>マルツ>千石電商>共立エレショップの優先順位で行う。ジャンパワイヤは計算の対象外とする。

結論

目的に対する結論を以下に記す。

  • 学習
    • KiCadのフットプリントの編集、シンボルの編集、回路図の編集を使用できるようになった。
  • 家にあるブラウン管テレビのリモコンが欠品で、対応するものがどれかわからないため
    • リモコンが共通の信号を採用していたため、使用することができた。
  • 多種類のリモコンの信号を出せるようにしたいため
    • 調査した結果、どの一つのリモコンの信号より多種類の信号が判明した。
    • リモコン信号の規則性があまりわからないため、ボタンの機能から信号を予測することができなかった。
  • ジャンクであり、すべてのボタンが反応するとは限らないため
    • 実際に反応しないボタンがあった。

広告

Arduino Uno互換マイコンボードで様々な実験ができるキット。

Google Ad